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その昔
飲食店をしてた時、店舗のリニューアルに合わせてPOSレジを導入したことがありました。
スタッフがメニューの価格を覚えなくてもいいし、メニュー分析もできるからというのが理由。
そのPOSレジはオーダーエントリーシステム(スタッフが持ってる端末で注文を入力して厨房とレジに飛ばすやつ)とも連動できると勧められましたが、それは断りました。
レジの機能が充実してるのはいいけど、直接お客さんと接する場面では「機械」を使うというのに抵抗があったのです。
そのシステムの営業マンから「オーダーエントリーシステムにするとスタッフの不正防止になりますよ」と言われたことも(スタッフを信用してない感じがして)テンションが下がった原因。
デザインの仕事ではパソコンを使いまくってるのに、飲食業はアナログであるべき、という精神論的な思い込みがありました。
人対人のあたたかみが大事で、機械化することは良くないと。
先日、アマゾンの無人コンビニAmazonGOについて書かれた記事を読んで、自分の考えの甘さに気づきました。
AmazonGOは確かにレジのないハイテクなコンビニなんですが、実は数名のスタッフがいるとのこと。
スタッフはレジの業務等はしないかわりに、「探してるものはないか?」とか「困ったことはないか?」と、お客さんに声をかけたりという「接客サービス」を行って、買い物が快適になるようにサポートしてるんだそうです。
アマゾンがレジのない店舗を作ったのは、単に人件費を下げるためじゃなくて、レジに並ぶ手間をなくして、スピーディーに快適に買い物ができるようにしたかったからなんですね。
これ読むと、AIが発達して人の仕事が奪われる!みたいな話は逆なんじゃないかと思います。
AIやテクノロジーのおかげで、人が作業的な仕事から解放されて人間ならではの仕事に集中できるようになるってことにつながる。
僕も、「スタッフが作業的な仕事から解放されて、充分にお客さんとのコミュニケーションを取れるようにする」ことを一番に考えられていたら、当時、オーダーエントリーシステムを導入していたかもしれません。
どの視点で考えるか?
できるだけ高い視点で考える。
ってとても大事やなと思った出来事でした。
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