ビジネスでは(ビジネスでなくても)コンセプトが大事だと言われます。
僕もいろんな企画やデザインの仕事をしていますが、なにを創るにしても最初に考えるのはコンセプト。
ただ、マーケティングやブランディングという言葉と一緒で、このコンセプトという言葉も人によって定義が違うし曖昧ですよね。
書店に行くと「コンセプト」について書かれた本がたくさん並んでいて、僕も何冊か読んでみましたが、定義が微妙に違ったりします。
僕の場合、コンセプト(のようなもの)を表現するための適切な言葉が見つからないから、なんとなくコンセプトと言ってるだけ(テキトー過ぎるやろ!)。
あえて言うなら「軸」とか「背骨」とか「羅針盤」とか「ポリシー」とか「スローガン」とかを含んだ(それこそ)「概念」みたいなイメージで使ってます。
だから、コンセプトの型とか決まった作り方はないし、どちらかというと(いわなくても)直感で考えることがほとんど。
と言ってもよくわからないと思うので、具体的な事例を紹介させていただきますね。
今回紹介させていただくクライアントさんは婚活カウンセラーの桑山睦子さん。
いわゆる結婚相談所のように、結婚相手を紹介するのではなくて、結婚に関しての様々な悩み相談にのってアドバイスするお仕事。

結婚したいけどできない理由は出会いがないというのもありますが、それ以前に、自分に自信が持てないとか、結婚に対するネガティブな感情が隠れてるとか、心理的な要素も大きいので、そこを解消するサポートをされています。
京都の料亭で女将さんをされてた経験や、企業や結婚相談所での勤務経験を活かして、婚活のみならず人生全般のアドバイザーのような存在として活躍されてるパワフルな方。
そんな桑山さんから、ブランディングの相談があったのはずいぶん前のこと。
当時書いておられたブログを拝見すると、婚活の女将さん的(着物姿の写真で)な打ち出し方をされていました。
それはそれで悪くないと思ったのですが、目の前の洋服姿の桑山さんと話をしてると、別のイメージが浮かんできたのです。
それは、僕が小学五年生のときの担任の先生(女性)。
はっきりとした物の言い方をされるんだけど、すごく優しくて、少し変わり者の僕を否定せずに認めてくれた方。
そうして考えたのが
「むっちゃん先生」というコンセプト。
単純に、睦子さんというお名前から「むっちゃん」として、先生と結びつけました。
僕は、クライアントさんの相談を受けてる時にピンとくることがよくあって、思いついたことを提案するのですが、必ずしも受け入れられるわけではありません。(どちらかというと、クライアントさんの想定外の提案が多いので、それはちょっと、と断られることがしばしば)
桑山さんに、むっちゃん先生というイメージが浮かびましたと話したところ、すんなりと受け入れられて、その路線でプロデュースすることになりました。
もし僕が誰かに、「田井さんは、よっちゃん先生で行きましょう」と言われたら、即座に「ありえない!」と否定すると思うのに、その決断力には頭が下がります。
そうしてできたのがこのサイト。学校のイメージでデザインしました。
(画像をクリックするとサイトに飛びます)
「むちゃん先生」で検索すると、このサイトとブログがトップに表示されます。マイナーなキーワードだから当たり前だろうと思われるかもしれませんが、大事なことだと思います。
この記事に、僕がブランディングするときに心がけているのは、クライアントの本質的な魅力を伝えることだと書きましたが
まさに、桑山さんの本質的な部分を「むっちゃん先生」という言葉で表現した事例です。
もし、ご自身やお知り合いで、婚活がうまくいかないと悩んでる方がおられましたら、ぜひ一度相談されてはいかがでしょう。
むっちゃん先生のブログを読むだけでも、いろいろな気づきがあると思いますよ。
>>>むっちゃん先生のブログ

