
僕が抽象度について考え始めたのは、小学生の頃の出来事がきっかけかもしれません。
教室で、ノートに人の顔を描いてると、寄ってくる友達ほぼ全員から、「誰?」「○○くん?」みたいに聞かれる。
僕が、「誰でもない、ただの男の人」と答えると、「いやそんなことはないやろ、誰なん?」としつこく聞いてくる。
僕は本当にただ男の人を描いてただけなので、そう聞かれることの意味がわかりませんでした。
そういうことが何度もあったので、絵を描く時って、必ず「誰か」を描かなければないという法律でもあるのだろうかと思ったくらい。
その後、ぼんやりと、みんなは、「誰か」というのがはっきりしないことが不安なのかもしれないとか、わからないことが嫌なのだろうかとか考えたものです。
これはタナカくんじゃなくて、男の人で、人間で、なんなら生き物でいいじゃん。と思ってるんだけど、許してもらえない(笑)
僕が企画やデザインの仕事をするようになって、コンセプトやデザインのアイデアを考えるときに、この考え方が役に立つことに気づきました。
つまり
そもそもなんなの?
そもそもなんのため?
とクライアントの「具体的な悩み」を、抽象度を上げて俯瞰してみると、悩みそのものが悩みじゃなかったり、解決すべき問題は別のところにあったりすることが見えたりします。
と書きながら思ったのは、
そういう思考をするクセがあったから、企画やデザインの仕事をしてるのかもしれません。
美術系の学校を出たわけじゃないし、デザイン事務所で働いたこともないのに、30歳過ぎてから起業して企画やデザインの仕事してるんですから、何かに導かれたとしか思えない。
抽象度を上げて考えることが得意でよかったと思う反面、継続することや完成させることが苦手なのはどうしようもないなと諦めてます。
なので、いろんなこと経験してきた現在は、「誰かの問題を解決するためのアイデアを考える」という仕事に特化できていることに感謝しかありません。
悩んだら、視点を上げてみる。
そのためには、まず落ち着く(笑)
おすすめです。
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