
子供の頃に父から教えてもらったことのひとつに、アメリカの子供は鉛筆を使わずに万年筆を使うというのがありました。
日本の子供は鉛筆を使うから、書き直せる前提で文字や絵を書く。
いつでも書き直せると思うので、真剣味が足りない。
アメリカの子供は書き直せないから真剣さが違う。
みたいな主旨だったと記憶しています。
で、実際に万年筆を買ってくれました。
でも僕は万年筆よりも鉛筆の書き味というかタッチが好きだったので、万年筆は使わなかったけど。
ただ、父の言葉の影響があったかどうかは定かではないけど、僕は絵の具や色鉛筆で絵を描くときに下書きはしない派です。
頭の中で、だいたいのイメージをしたら、いきなり描き始める。
下書きをするって、少しでも完成度を高めるためだと思うけど、僕にはまどろっこしく感じたんです。
下書きを書いたり消したりしてる時間があるなら、さっさと描いて、気に入らなければ描きなおせばいいと思ってました。
これは大人になってからも同じで、パソコンでデザインをするときも、コンセプトを考えたらいきなり作り始めます。
企画の仕事でも、入念に準備をして完成度の高いものを出すより、60点くらいでとりあえずスタートしてから軌道修正するタイプ。
プレゼンも、ほぼパワーポイントは使わない(デザインの仕事してるのに)し、使っても文字だけのシンプルなスライドしか作りません。
下書きや入念な準備はしませんが、「考える」という部分には手間も時間もかけます。
起きてる間、ずーっと考えていて(複数の案件を行ったり来たりしながらですが)キーワードや、コンセプトや、イメージが降りてきたら、自分で何かを作ったり、デザイナーに伝えたりするというスタイル。
なので、正確にいうと、下書きをするかわりに、何を描くかを「言葉」にしてから描き始めてると言えるかも。
画家なら、一枚の絵を時間をかけて完成させるというのもいいかもしれませんが、仕事だと、スピード重視で、やり直ししたり手を加えながら完成させる方が、結果的に質が高まるんじゃないかな。
量か質かじゃなくて、量も質も。という感じ。
あくまでも僕のスタイルですが、何か参考になれば嬉しいです。
この記事に書いた「エネルギー」も関係するかも知れません。
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