【未来デザインの事例】 不動産仲介業編

僕の本業はデザインなんですが(他に何があんねん!)、デザインの仕事は「クライアントさんの未来をデザインすること」だと思って取り組んでいます。

今回は、その一例として不動産仲介業のケースを紹介させていただきます。

今回紹介させていただくクライアントさんは、不動産仲介業の川端寛之さん。

知り合った時の川端さんは、不動産会社のサラリーマンでした。

僕がやっていたカフェのお客さんで、オーナーの僕に興味を持ってくれて話をしたのがきっかけ。

知り合って数年後に、彼が勤めていた会社のサイトリニューアルをお手伝いすることになって、初めて仕事をしました。

そのサイトは、その会社に複数あるサイトのひとつで、デザイナーズマンションのような特色のある物件を紹介するサイト。
当時は川端さんが担当者として更新を行ってました。

カフェで、コーヒーを飲みながら、普通のサイトを作っても面白くないし、ちょっと変わったことをしたいねと言いながら、色々妄想したり、バカバカしいこと思いついては言い合って、笑いながらコンセプトを作った記憶があります。

不動産屋さんのサイトって、物件紹介が並んでいて、間取り図と、スーパーや学校に近いとか、駅から何分とかみたいな情報が掲載されてるだけなのがほとんど(最近は変わってきてますが)だったので、「もっと人にフォーカスしよう」と提案して、いっそのこと、こちらがどんな人に住んで欲しいかを明確にして伝えたら面白いんじゃないかというアイデアを思いつき、「○○○○○(職業等)のためのマンション」みたいな紹介を並べようとか、色々考えました。

最終的には川端さんが選んだ、ちょっと面白い物件を、独自の切り口で紹介するという案に決定。

そのとき、僕の頭に浮かんだサイトのタイトルが「京都トンガリエステート」

僕的には面白いと思いましたが、川端さんの上司にオッケーがもらえるか不安だったので、もうひとつの案と2案用意して、本社でプレゼンしました。

予想通り?プレゼン終了後に、「とんがりって何?意味がわからん」と社長さんから言われてしまいました。

めちゃくちゃ焦ってたら、続けて「ようわからんけど、川端くんがええんやったら任すわ」と言ってくださり、無事プレゼンが通って、「京都トンガリエステート」のサイトが誕生することに。

コンセプトは「選ぶを楽しむ!不動産サイト」

文字通り、物件を選ぶのが、というより、物件紹介を読むのが楽しいサイトになりました。
(画像をクリックするとサイトに飛びます)

「トンガリ」というのは、尖った物件を紹介するという意味でネーミングしましたが、その元ネタは小説のタイトル。

僕が学生の頃サブカルチャーブームが起きたときに活躍してた作家で中森明夫という方がいて大好きだったのですが、その方が書いた小説に「東京トンガリキッズ」というのがあり、そこから拝借してます。
*ちなみに中森明夫(ペンネーム)は中森明菜からとられてるというイカした方。

その後、川端さんは独立することになるのですが、京都トンガリエステートは別の方に引き継がれて、いまも運営されています。京都で面白い物件を探されてるからは、ぜひ一度ご覧ください。

>>>京都トンガリエステートのサイトへ

というのが前置きで、いよいよ、川端さんの未来デザインの話。

いまから5年ちょっと前に「独立するので相談に乗ってほしい」と連絡があり、プロジェクトがスタート。

「会社名は考えてます」とのことだったので、カフェで話を聞いてみると、英語かイタリア語か忘れたけど、ちょっとスカした感じの名前をいくつかあげてくれました。

正直言って、ぜんぜんピンときませんでした。

川端さんらしさが何も感じられないので、正直に本人に伝えたところ

「じゃあ、タイさんだったらどんな名前がいいと思うんですか?」とちょっと喰ってかかるように(そう感じただけかも.笑)言われたので、「ちょっと待って」と制して、妄想タイムスタート。

最初に提案したのは「パリ・テキサス不動産」(これを提案したことをすっかり忘れていたのですが、最近川端さんから聞いて思い出した)

僕はヴィム・ヴェンダース監督のパリ・テキサスという映画が大好きなことがネーミングの由来(そういうの多い)。

アメリカにパリがあるという意外性のように、京都にパリ・テキサス不動産があってもいいじゃないかと言いくるめようとしましたが、強い抵抗に遭い、却下されました。

ちょっとモチベーションの下がった僕に気を遣うように「パリ・テキサス不動産も悪くないんすけど、もうちょっと何かありませんかね?」と聞いてくる川端さんの熱意にほだされて、次の案を提案。

手近にあった紙ナプキンにネーミングを書いて「ええの思いついたけど、口で言うのもなんやし、書くから見たい?」と意味不明のコメントしつつ、手で隠したナプキンを川端くんの前に。

で、オープンしたところに書いてある文字は「川端組」

「これ、めちゃ川端さんらしいやろ!」と言うと、「いやあ、組はあかんでしょ」「組はヤバイです」と気乗りのしない様子。

その日は、持ち帰って相談するということで解散。

数日後に会って、まわりの反応を聞くと「他の業界ならしらんけど、不動産業界で組はあかんやろ、ヤ○ザの組を連想するやん」と先輩に言われたとのこと。

ああ、それやったらええアイデアがあるわ、と僕。

川端組やといかついけど川端組。と。をつけたらモーニング娘。みたいでかわいいやん!と言うと、そこまで言うならと渋々納得してくれました(笑)

「川端さんは、ほんまにいろんな引き出しがあるし発想も面白いから、ホームページもテレビのチャンネル回すような感覚のものにしよう。タイトルはKAWABATA CHANNELがいい!」と調子に乗って提案すると、そちらはすぐに気に入ってもらえた様子。

その後ロゴマークをデザインして提案したのですが、またまた僕の提案で問題勃発。

ロゴマークを神戸のヤマ○チグミのヤマビシのマークをもじって、川端の川の字をひし形にデザインしたものを提案したところ、これこそほんまにあかんでしょ!と猛反発されて却下。
これは、僕もやりすぎたと反省。

でできたのが「川端組。」です。

カワバタチャンネルでも、川端さんのセンスは遺憾無く発揮されて、ユニークな物件を紹介されてます。
また、面白いプロジェクトを立ち上げたり、京都トンガリエステート時代からの物件紹介を「ポエム」と称して自費出版するなどして不動産屋の枠を超えて活動中。(画像をクリックするとサイトに飛びます)

>>>KAWABATA CHANNELのサイトへ

2年前には株式会社川端組。の五周年イベントがあり、川端さんの幅広い人脈の縮図のような人たちが集まって楽しい時間を過ごすことができて、僕も感無量。

その後また、連絡があって、サイトの中に売店をつくりたいという相談が。

そのときも、複数案考えましたが、最終的には「RIVERSIDE BOOK STORE & Co.」に決定。

川端感とかっこよさを重視したネーミングで喜んでくれました。

RIVERSIDE BOOK STORE & Co.のサイト

いまでは、不動産の仲介に関わらず、建物全体のリノベーションやエリア開発の仕事まで幅広く手掛けるようになった川端さん。

未来に向かって、まだまだ走り続けてくれていて嬉しい限り。

僕はクライアントの本質的な魅力を打ち出すことが未来デザインにつながると考えていて、川端さんの事例は、その最たるものだと自負しています。

それもこれも川端さんの強力なキャラクターと魅力あってのもの。

仮に僕が、「田井組。」とネーミングしてもぜんぜん面白くないし、意味がありません。

そんな川端さんがKAWABATA CHANNELのなかで僕のことをブログに書いてくれていて、僕はおもしろみおじさんと呼ばれています。

>>>川端さんのブログへ

京都・大阪でユニークな物件を探してるとか、面白いことないかなという方は、ぜひKAWABATA CHANNELをのぞいてみてくださいね。

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