専門家よりも素人の時代?

プロフィールを書く時なんかに、「何でもできます」と書くよりも「○○の専門家」と書くほうがいい。

みたいなことが言われます。

確かに何かに特化してる人の方が仕事ができそうに感じますよね。

知識や経験を求められるような仕事の場合は僕もそのとおりだと思いますが、新しいことを考えたり問題が複雑な場合には専門性がじゃまになることもあるということについて書いてみます。

専門家と言われる人は、同じ仕事での経験が長かったり知識を沢山持っていたりするということだから、逆に考えると「経験や知識」の外に出にくくなる可能性もある。

いわゆる「常識」にとらわれてしまうということ。

僕はデザインの学校にも行かず、デザイン会社で働いたこともないまま、なんとなく起業して、気がついたら30年近くデザインの仕事をしているという「変わり種」ですが、まがりなりにもそんなことができたのは(いまから考えると)素人だったから。

どういうことかというと、僕が起業する少し前にアップルのMacが登場して、コンピューター界のポルシェと言われるくらい高価なものだったのですが、(Macの)デザインに一目惚れした僕は「これを使えばかっこいい企画書ができる」という言い訳を(自分に)して、150万円以上もするのに借金までして買ってしまったのです。

当時はいまのように解説本もインターネットもない時代だったので、手探りであれこれ触ってるうちに、なんとか名刺やはがきやチラシが作れるようになりました。

僕がラッキーだったのは、当時のデザイナーは修行が必要な職人のような存在だったので、すぐにコンピューターに切り替える人が少なかったこと。(それまでの修行が無駄になる気がする人もいたと思います)

今から考えたら信じられないかもしれませんが、写植や版下というものでデザインしていた(詳しくはググってください)ので、デザインラフは基本モノクロだったりマーカーで色付けしたりしてました。

だから、インクジェットプリンターでカラー出力したものを持っていくだけでお客さんから驚かれたり喜ばれるような時代だったのです。

僕は写植や版下にこだわりがありませんから、(しかも新しもん好きなので)どんどんコンピューターでデザインすることにハマってるうちに仕事が増えて、デザイナーを雇うようになり、気がついたらデザイン会社になっていました。

カフェを始めたときも一緒。

エスプレッソマシーンを買ったのはいいけど、ミルクフォームの作り方がわからなくてすごい量の牛乳を無駄にしたり、焼いたこともないのに自家製パンにチャレンジして大変な目にあったりしましたが、自分が行きたいカフェを目指して、飲食業界のセオリーを無視したやり方で(単純に知らなかっただけですが)あれこれやってたら繁盛店にすることができました。

ちなみに、知り合いの飲食企業経営者から「素人は怖い」と言われてましたね(笑)

ただ、飲食業に関しては規模が拡大するとともに、知らずしらずのうちに業界の常識に囚われるようになり、後々痛い目に遭いました。(だからこそ脱常識を意識できるようになったとも言えるので怪我の功名ということにしてます)

デザインの仕事に関しては自分でもびっくりするくらいの多種多様な業界の仕事に関わらせてもらってるので、よく「なんでそんなに知らない業界の仕事ができるんですか?」と聞かれるのですが、「素人だから常識に囚われずにアイデアを考えることができるからじゃないですかね」と答えてます。(ここだけの話、飲食業の仕事は経験値がありすぎて尖ったアイデアを考えにくいという悩みがあります)

なんだか僕の素人自慢(どんな自慢やねん!)をしてるようですが、専門家よりも素人がいいということが言いたいのではなくて、どんな仕事をしてる方でも、新しいことを考えたりチャレンジするときには知識や経験を一旦忘れて素人目線になってみることが大事じゃないかというのが話しの趣旨。

もちろん職種によっては専門家でないとできなかったり、危険が伴うようなこともありますが、先行き不透明な時代のビジネスシーンでは、固定観念や先入観に囚われない「素人感覚」や「素人の直感」が求められるのではないでしょうか。

とはいえ、いままでの知識や経験を捨てたり忘れるのは難しいし、そのベースがあってこそ「素人感覚」が役に立つこともあるので、自分の専門外のことを調べてみたり、ふだんの人間関係以外の人とつきあってみたり、仕事と無関係な趣味や遊びに熱中してみたりすることをオススメします。

あと、僕が心がけているのは、世の中でヒットしてるものは好き嫌いに関わらずチェックしておく「ミーハー心(死語?)」を忘れないこと。

先日、若い女性と話をしてるときに「NiziU」の話題で、僕がニジューと言ったら「おじさんなのにニジューって知ってるんですね?ニジウという人が多いのに」と褒めてもらいました(笑)

というわけで、素人感覚とミーハー心を忘れず好奇心全開で楽しくいきましょうというお話でした。

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