嫌われる勇気

中小企業経営者の相談役でオモシロタノシストのタイヨシフミです。

ベストセラー本のようなタイトルでお届けします(そのまんまやん!)。

みなさんは、なにかを選ぶ時、レビューや評価って気にしますか?

ネットには様々なレビューや★があって、本や映画や飲食店やホテルなどを選ぶ時の参考にされてる方も多いことでしょう。

知人には、飲食店を選ぶ時に食べ◯グの評価が4.0以上の店にしか行かないと決めてる人もいます。

僕は天邪鬼なので、本や飲食店や映画を選ぶときに評価の低いレビューを読んで、興味を惹かれたら購入したり体験するようにしているのですが、意外と「ええやん!」となることが多いので、最近はレビューを気にしなくなりました。

Amazonのビジネス書によくある低評価コメントに「内容が抽象的で、すぐに実践できるやり方が書いてなかった」というのがあるのですが、僕の経験では、本は個別の読者に向けて書かれているわけではないし、書いてある内容を具体化して自分の役に立てるのは読者サイドの責任だと思うので、むしろためになる本が多かったりします。

そんな天邪鬼な僕の、ある飲食店での経験がビジネスの役に立つかもしれないのでシェアさせてください。

比較的近所に、たまに前を通る焼肉屋さんがあって、けっこう流行ってる印象があったので検索してみたところ、めちゃくちゃ低評価レビューのオンパレード。

「店主の態度がなってない」
「メニューが少なくて高い」
「〆のメニューを押し売りされた」
「店主が上から目線」

みたいなコメントが並んでいます。

もうこれは行って確かめるしかありません(笑)

オープン直後に行ってみるとお客さんが誰もいないので、普通に入ろうとすると「予約は?」と聞かれたので「してません」と答えると、「30分だけならいいよ」とのこと。

いきなりのカウンターパンチ!

カウンターに座ってメニューを見ると、普通の焼肉屋さんにあるようなメニューの種類はなくて、二つの部位かその盛り合わせのみ。しかもけっこうなお値段。

注文して、食べながら店内を眺めると「〆のメニュー」の貼り紙発見。これを押し売りされるのだろうか?

30分しかないので急いで食べてると、目の前で肉を切っていた店主っぽい人が

「この後貸切になるから30分って言ったけど、そんなに慌てて食べなくてもいいですよ」と意外に優しい声で言ってくれるではありませんか。

そこで、勇気を出して「あのー、ネットで検索したらボロクソ書かれてたので興味を持って来ました」と正直に伝えたところ、「へーそうなんですか。それくらいでちょうどいいんです。ウチの肉を本当に美味しいと思ってくれるお客さんだけ来てくれたらいいんで」と笑顔で答えてくれて、肉へのこだわりなどいろいろ話してくれました。

確かに肉はめちゃくちゃ美味しかった。というか、今まで食べた焼肉の中で、その部位に関しては最高ランク。

上に書いたレビューを見てもらうとわかるのですが、味に関する評価はないですよね(実際にはあったけどあえて書いてません)

つまり、店主のこだわりである肉の品質やそれを味わってもらうためのメニュー数や価格に文句がある人のレビューが大半で、逆にそれが気に入ってるお客さんもたくさんいるから繁盛してるというわけです。

なんだかんだで1時間くらい話をして盛り上がり、最後には「今度来られる時は直接携帯に電話ください」と携帯電話の番号を教えてくれました(笑)
*これはある意味すごく参考になる営業テクニックですよね!

だからレビューは参考にしなくていいというような話ではなく、このエピソードからなにかしらビジネスのヒントを感じてもらえると嬉しいです。

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