先日、ネットの広告で「こんな経営者はダメだ」みたいなのが流れてきたのですが、むしろ、僕から見ると「いい上司じゃないか」と思える事例もあり、いろいろ考えさせられました。
最初に出てきたのが
「指示が大雑把な経営者はダメだ」というもの。
確かに、指示が曖昧だと「部下はどうすればいいか」悩みますよね。
でも、逆に指示が細かすぎたらどうなんだろう?
僕が部下なら、指示が細かすぎるくらいなら大雑把な上司の方がいい。
言われたことを言われた通りにきちんとすることが面白いと思えないから。
ただ、指示は大雑把でいいけど、「目的」が示されてないなら「目的はなんですか?」とか「どんな成果につなげたいですか?」みたいなことは確認します。
あくまでも「広告」なので、オーバーな表現をしてるのだと思うけど、
「指示が大雑把な経営者はダメだ」から「経営者は(ミスや齟齬が起きないように)細かく指示を出すべきだ」というのは、(自分の頭で考えない)指示待ち部下をつくることにつながる危険性もあるんじゃないかな。
実際、僕も部下のデザイナーから「指示が曖昧で困ります」「変更が多すぎます」とクレームを言われてことがあって、「口頭でなくメールで指示してください」と指示されたことがあります。とほほ。
僕からすれば、「自由な発想でデザインして欲しい」「より良いものにするための変更は当たり前」と思ってるので「なんでやろ?」と不思議で仕方がない。
「言われた通りのものを作るのはデザイナーじゃなくてオペレーターじゃん!」と思ったけど口にする勇気はありませんでした(笑)
その頃から、だんだんと「視点の違い」を感じるようになり、現在の「視点移動思考」につながるのですが、自分がされて嬉しいことが、必ずしも喜ばれることではないということに気づいた出来事です。
話がそれてきました。
タイトルの
「指示が大雑把な上司と指示待ち部下問題」
ですが
視点にフォーカスすると解決します。
ざっくり書くと
指示が大雑把な人は視点が高めで、細かい指示を求める人は視点が低めということを「理解」するだけで、お互いのイライラを減らすことができる。
つまり、相手の視点に合わせて、視点を移動(上げ下げ)すればいいということ。
少し話をすれば、相手の視点が高いタイプか低いタイプかわかるし、わからない場合も、例えば「もっと具体的な指示がほしい?」「もう少し具体的にお願いします」みたいに聞けばいいだけ。
そもそも、上司ガー、部下ガー、と言ってる時点で受動的で他人軸だし、視点が低いんですけどね(笑)
もっと主体性を持って自分の人生楽しく生きようや(本音)
なんだか興奮してしまい失礼しますた。
僕の考えでは、視点というのは相対的に移動するものではあるけど、人によるクセのようなものがあって似たような位置に止まってることが多いから、まず自分の視点の位置関係を把握しておくことが重要。
ちなみに、僕はほっとくとめちゃくちゃ高くなってしまうタイプなので、常に「下げる」ことを意識しています。
これまた余談ですが、僕が視点移動思考が得意になったのは、長年デザインの仕事をしてきたことに関係があると思ってます。
デザインの仕事って、抽象度の高い「問題」や「目的」について考えてから、言語化したり、ミリ単位やピクセル単位のビジュアルとして具体化するプロセスを行ったり来たりする必要があるので、自然と(視点移動思考が)訓練されたというわけ。
閑話休題
指示の大雑把な上司も「信頼して自由にやらしてくれる上司」と考えたら、いい上司かもしれないし、細かく指示しないと動かない部下も「不安で視点が下がってるだけ」と考えたら、「なんでいちいち指示しないと動けないんだ!」と腹を立てる前に、かける言葉が変えればいいだけと気づくことができます。
必要なのは、視点の違いを認識することと、自分の視点のクセを把握しておくこと。
つまり視点移動思考ですね。
この記事の例もまさに視点移動思考です。
僕は、視点移動思考できる人が増えると、ビジネスの現場はもちろん、世の中の人間関係がめちゃくちゃよくなって、世界平和につながるとマジで考えています。
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