今回は、僕の本業であるデザインやブランディングでも避けて通れない「集客」をテーマに書いてみます。

先日、LINE登録してくださってる方に配信するメッセージに集客について書いたところ、「参考になった」「自分も同じ考えです」「なるほど」みたいな感想を頂きました。

そのときの内容は
ビジネスでは集客が大事だと言われるし、集客のやり方を教えてる人もたくさんいますよね。
僕はめったに集客という言葉を使いませんが、使うとしても、お客さんを集めることではなくて、お客さんが集まるようにするという意味で使います。
昔、カフェをやっていたとき、どうすればお客さんが来てくれるか考えてるときよりも、自分たちが面白がって楽しんでるときの方がうまく行った経験から、そう考えるようになりました。
それが、目の前のことを面白がってたら楽しいことが起きてきますよという、オモシロタノシズムの原点でもあります。
集客コンサルみたいな人は、美味しいものを作っても知られなければ存在しないのと同じ、だから集客方法を教えます的なビジネスをされてたりするけど、僕は本当に美味しかったら少しづつでも売れて繁盛すると思うし、売れないんだとしたら、本当に美味しいのか?どうすればもっと美味しくなるかを考えるほうがいいと思う派。
というもの。
LINEのメッセージには文字数制限があるので、これくらいしか書けませんでしたが、今回は、これに補足する形で記事を書いてみようと思います。
誰かに何かを売って対価を得ることがビジネスだとすれば、買ってくれるお客さんがいないことには始まりません。
だから集客が大事だと言われるし、集客コンサルタントみたいな仕事も存在してる。
僕もそれは否定しないし、たくさんのクライアントさんに支えられて今日まで仕事してきました。
ただ、僕が言いたいのは、集客の前段階のことをちゃんと考えてますか?というコト。
美味しくないとか、サービスが悪いとか、掃除ができてないような飲食店に、一生懸命「集客」しても逆ブランディングになるだけじゃないですか?という話。
ちょっと極端に書きましたが、集客さえすれば会社やお店がうまくいくと考えて、安易に集客コンサルタントに依頼したり、マーケティングやコピーライティングの本を読んで勉強したりする人が多いと感じます。
それで一時的に集客できたとしても中身がないと続きません。
で、また集客をがんばるというスパイラルにハマってしまう。
それなら、中身を磨いてファンを増やすようなスタイルの方が長続きするし、結果的に利益を出すことができるのではないでしょうか。(これは僕の考えるブランディングでもあります。見た目を良くすることをブランディングだと考えてる方や、そういう「やり方」を教えてるブランディングコンサルタントもおられますが、それはむしろ逆ブランディング)
上のLINEにも書いてますが、僕は、集客というのは、お客さんを集めることではなくて、お客さんが集まってくるようにすることだと考えています。
そのことに気づいたのは自分でカフェを始めたときの経験から。

その当時のことを書いた過去記事があったので、ここに転載してみますね。
僕自身がカフェを流行らせたときのことについて書いてみます。
20年ちょっと前に小さなカフェをオープンしました。
本業のデザイン事務所の横にあった空きスペースを有効利用したくて始めたカフェ。
事務所の家賃の足しにでもなればいいかと軽い気持ちでオープンしたのがよくなかったのか、最初の半年くらいはお客さんがすごく少なくて「やっていけるかな」と心配になるような状況でした。
そこで、ある意味開き直って「やりたいことやってみよう」と考えて実行したことをメモ代わりに書いてみます。(いまではどこでもやってるようなこともありますが、20年前には珍しかったと思います)
・メニューは40Pの海外の雑誌風デザイン
・お客様の写真を撮影してポスターにして掲示
・店内にあったソファーを外に向けて設置。
・外のプランターで育てたハーブを料理に使用。
・スタッフのメニューコンテストを行いメニューに反映。
・店内のBGMはアナログレコード。
・BGMが途切れた時には小さな音で環境音楽が流れる仕組み。
・トイレのBGMはCDで月替わりの映画音楽
・Tシャツ・ポスター・コースターを統一デザイン。
・Tシャツや食器を作ってオリジナル雑貨として販売。
・スタンプカードの情報からバースデーはがきを送付。
・料理とデザートの一部を毎月更新。
・犬を連れたお客様にはミルクサービス。
・売上げより客数が多いことを喜びあう仕組み。
e.t.cまだまだやってましたが忘れてるモノもあります。
こういうことをやってるうちにお客様が増えて売上げが上がり、お店を続けることが出来ました。
(お客様が増えすぎて別の問題が起きたのですが、それはまた別の機会にでも)デザイン事務所をやってたからできたんだろうとか、その時代だからできたんだろうと思われる方もおられるかもしれませんね。
その通りかもしれませんし、僕たちがやった「方法」や「仕組み」を実行すればお客さんが増えるわけでもないでしょう。
僕は、お店を流行らせた方法について書いて自慢したいとかではなくて、上に書いたどれもが
「こんなことしたらびっくりしてもらえるかな?」
「こうしたらもっとお客さんやスタッフに楽しんでもらえるかな」
「もっと楽しいお店にするにはどうすればいいかな?」と考えて始めたことをお伝えしたかったのです。
そして、僕自身がすごく楽しかった。
毎朝目が覚めると「今日はどんな面白いこと仕掛けようかな」とワクワクしてたことを思い出します。
売上げや集客に悩んでおられる経営者の方で、勉強熱心なひとほどマーケティングとかのテクニックを勉強して実践される方が多い気がする(その気持ちめちゃくちゃわかります)のですが、その「やり方」はお客さんを楽しませたり幸せにするものなのか?を考えてみてください。
誰かの幸せを思ってる時って、自分も幸せな気分になってるってことでもあります。
逆に言うと自分が幸せでないとひとを幸せにすることは難しい。
僕も、お客さんが少ないことを諦めて、いたずらをする子供のような気持ちであれこれやってたらいつの間にかうまく行ってたって感じです。
まずは何事も面白がってみる、楽しくなる工夫をすることが大事ということですね。
なんかいいこと書いてますね(笑)
当時は(お金もなかったし)広告宣伝は一切してないし、SNSもなかったので、一度きてくださったお客さんが再来店したり口コミしてくださることでお客さんが増えていきました。
お客さんを集めたんじゃなくて、集まってくるようなお店を創ったんですね。
面白がったり楽しんだりしながら。←ここポイント!
まさに、オモシロタノシズムの原点。
上の記事にも書いてますが、この「やり方」をすればお店が流行るという話ではなくて、「あり方」が大事じゃないですかというコト。
集客を考える前に、自分の商品やサービスの魅力を高めまくることが集客(お客さんが集まってくること)につながるし、やがて集客(お客さんを集めること)のことを考える必要がなくなっちゃう。
LINEに頂いた感想の中に
集客を他社に依頼するとか、集客方法をアウトソースするとか…😳
シゴトが他人事になると、そういう考え方も流行るのですね😯
というのがあって、逆に気づかせてもらったのですが、仕事の分業化や専門化が進んでビジネス全体を自分事として捉えられなくなってる人が増えてるのかもしれません。
僕の事例は店舗なので全体で考えやすいけど、会社で考えると、集客はセールスやマーケティング部門の仕事で他の部署はあまり関係ないようなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
自分はセールスやマーケティングじゃないから関係ない。
でも、会社全体の魅力を高めてお客さんに選ばれるようにするためには、経理も総務も人事も生産部門も、みんな「集客(お客さんが集まってくること)」に関係するというか、積極的に考えるべきだと思います。
というわけで、「集客に必要なたったひとつの考え方」という記事を終わります。
すでにお気づきの方もおられると思いますが、このタイトル自体が集客を意識したコピーとなっております。
おあとがよろしいようで。
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