
先日飲食店向けの展示商談会に行ったときのこと。
(僕はいま飲食店経営をしていませんが店舗プロデュースの仕事もあるので、ちょくちょく参加します)
たくさんのブースが出展していて、試食や試飲ができるのですが、ちょっと残念なことがありました。
それはコロナということもあり、試飲は全て紙コップだったこと。
しかもエコを意識してか無漂白タイプ。
そのため、何を飲んでも、先に紙コップの匂いや雑味があって、本当の味がよくわからないのです。
出展者さんも、「本当はグラスで味わってもらいたいんですが」と残念そうでした。
人間は視覚や聴覚からの情報がほとんど
テレビのCMなんかまさにそうで、匂いも味も触感も感じられないけど興味を持ったり欲しくなったりしますよね。
それでも、僕は五感が大事じゃないかと思うのです。
特にリモートでのミーティングや会話が増えてそう感じるようになりました。
僕は、デザインやブランディングの仕事でいちばん大事なのはヒヤリングだと思ってるのですが、リモートだと、リアルに比べて非言語情報が減ってしまうんですよね。
画面越しに表情や仕草も見えるし、声も聞こえるので「情報」はつかめるのですが、その場の温度感とか空気とか息遣いのようなものが感じられない。
「オンラインでどこでも誰とでも仕事できる時代」と言われますが、(仕事にもよると思うけど)少なくとも僕はリアルでお会いして、その場の温度感や空気や息遣いのすべてを感じながら会話をしたいと思うタイプ。
これは、僕がインターネットが普及する前からグラフィックデザインの仕事をしていることも関係あるのかもしれません。
グラフィックデザインの最終アウトプットは「印刷物」であることが多いので、見た目のデザインをするだけでなく用紙の選定や印刷加工方法などについてもあれこれ考える必要がありました。

名刺や封筒でも、用紙の厚みや質感や肌触りによって、「しっかりしてそう」「高級そう」「カジュアルな感じ」などの非言語情報を伝える大事な要素となるから。
インテリアデザインの仕事をしていたときに、ある人から「高級そうに見える人工の木材と、見た目は安っぽい本当の木材でできた椅子があったら、人間は座るだけで本当の木材がわかる」という話を聞いたことがあります。
何か感じるんですよね。
僕が昔デザイン業のかたわら、飲食店をやっていたときも五感に訴えるということを意識していました。

店内や備品やユニフォームのデザイン、家具や食器やメニューブックの質感や手触り、BGMや空間の反響、そして料理の盛り付けや温度や味や匂いetc.
飲食業や調理のプロではなかったからこそ、突出したものがないぶん総合力で勝負しようと考えてのこと。
話がそれてきました、というよりなにが言いたかったのか(いつものように)忘れてしまいましたが(笑)
時代的には、オンラインが普及して、様々なことがネット上で完結できる便利な時代になったと言えますが、これからのビジネスでも(たとえオンラインでも)五感に訴えることを意識することは大事なんじゃないかという話です。
あなたのビジネスで「五感に訴える」を実現するとしたら、どんなことが考えられますか?
オンライン時代のビジネスに五感を活用するにはどうすればいいかというアイデアがきっと見つかるはず。
今日はここまででーす。

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