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ビジネスに個性を活かすということ

僕は30歳過ぎに(一度目の)起業をしました。

社長を目指していたわけでもなく、当時は会社をやめた直後で、実質フリーター状態だったのですが、フリーランスで仕事をしようかと考えていたときに「法人なら仕事を出せる」と言われて急遽有限会社を作ったのです。

なんせ会社を作るのなんて初めてですから、ひとに紹介してもらった税理士さんにすべてお任せしました。

いまは会社設立の手続きをするのは司法書士さんの仕事だとわかりますが、当時はそれさえわからないド素人。

「どんな仕事をするんですか?」と聞かれたので、印刷の仕事や企画や店舗プロデュースをやりたいと言ったところ、登記後の定款には、印刷や企画に加えて「スカーフやハンカチの製造販売」とか「缶詰の製造販売」とか「飲食店経営」なんて書いてありました(笑)

「なんにでも対応できるようにしておきました!」と言われたので、そんなものかと気にもとめない程度の認識の低さ。トホホ。

それから色々あって、いつの間にかデザイン業がメインとなり、飲食店経営も始めることになったので、なんでもやるというのはあながち間違ってなかったことになります。

写真はイメージです

で、ここからが今回のテーマ「ビジネスに個性を活かすということ」の始まり。

僕は岡山県の超田舎に生まれたのですが、母親が洋裁のできる人で、小学生になるくらいまではほとんどの服を母が作ってくれてました。

また、父親が外国航路の船長をしていたので、家のご飯が洋食ぽかったり、(いまでは普通ですが)リプトンの紅茶やハーシーのチョコレートがあったり、外国のおもちゃや絵本があるようなライフスタイル。(とはいえ、思い切り田舎の普通の家ですよ)

保育園のときに母親が編んでくれた前面にウランちゃん(知らない人はググってね)の顔が描かれたセーターを着ていって「やーい、女みたいや!」とからかわれたり、小学生のとき、父親が海外で買ってきた青いスニーカーを履いていって笑われたりしたことを思い出します。

写真は僕ではありません。

中学生くらいになる(親戚のお兄ちゃんの影響もあり)VANとかアイビーファッションに興味を持つようになり、中3のときに雑誌のPOPEYEが創刊されてからはアメリカのカルチャーにハマりました。

同時にロックを聴くようになり、音楽雑誌やPOPEYEを熟読してるうちにイラストレーターという仕事があることを知り、将来はイラストレーターになりたいと思ってた時期もあります。

その後、京都の大学に入学して、勉強そっちのけでミステリーやハードボイルドやSFや時代小説を読みまくる日々を送ったのち、初めての社会人は喫茶店の雇われマスター。

アルバイトの延長で「スーツを着て就活するのが嫌だったのとクーラーの効いた環境で仕事ができて雑誌が読み放題」というのが就職の理由。

そこから外食企業に転職してプールバー(ビリヤードしながらお酒が飲めるお店)のマネージャーをやったり、空間プロデューサーに憧れてインテリア会社に転職したり、(無理やり誘われて仕方なく)印刷会社の営業をしたりしてから、(上に書いたように)独立したというわけです。

最初に書いた「法人なら仕事を出せる」と言われたのはとある役所で、印刷物の仕事をブローカー的に受けてやろうといういう甘い考え。

で、色々割愛しますが、その後いつのまにかデザイン会社となり、デザイナーを雇用して様々なクライアントの販促やデザインの仕事に関わるようになり、これまたふとした思いつきでカフェを初めたことから居酒屋や串カツ屋、はてはエステサロンまで経営することになりました。

で、思うのは

僕は夢や目標を持って生きてきたわけではないのに、いつの間にか「個性」に合った仕事をしてきたなということ。

子供の頃に憧れたイラストレーターでこそないけど、ふと気づいたら、デザインの仕事をしてたりライフスタイルを提案するような仕事をしてました。

いまでこそ、パソコンとちょっとしたソフトがあれば誰でもデザイナーになれる時代ですが、僕がデザインの仕事を始めた頃はインターネットもなく、デザイン系の学校で勉強したりデザイン事務所で「修行」することが必要だったのに、デザインの学校にも行かずデザイン事務所で働いたこともない僕がいつのまにかデザインの仕事ができるようになったのは何故なんだろう?と考えた時、「個性」のおかげだとしか思えません。

写真はイメージです。

「才能」と言い換えてもいいのですが、「僕って才能あるんだもん!凄いんだもん!」みたいに誤解されるのも嫌なので「個性」としておきます。ちなみにこれを読んでるあなたにも必ず「才能」があることは申し添えておきますね。

僕は、子供の頃から「いたずらしてひとを驚かすのが好き」「妄想するのが好き」「ひとと同じことをするのが嫌」「団体行動が苦手」「かっこいいものが好き」「漫画や小説や雑誌が好き」みたいな個性があったと自覚しているのですが、それって企画やデザインの仕事に向いてると思いませんか?

デザイナーという職業を目指していたわけでもないのに、いつの間にか個性に合った仕事をしている。

もし僕が親のコネとかで企業の経理部とかに配属されていたら、いま頃ダメダメ社員の烙印を押されてクビになっていたかもしれないことを考えると、ほんとラッキーだったなと感謝しかありません。

その後、上に書いた会社を手放して、いまはデザインやプロデュース的な仕事を中心に「自分が面白いと思う仕事」をしてますが、自分の個性を自覚できたおかげで、さらに自分を活かせる仕事にフォーカスするようになり、毎日楽しく仕事させてもらってます。

写真の人物は僕ではありません。

僕はいまオモビジ(オモシロタノシズムでビジネスを楽しむ会)というコミュニティを運営してるのですが、そこではビジネスのノウハウを提供するのではなく、一人ひとりの個性を活かすことで楽しく仕事をするためにどうすればいいかを一緒に考えて具体化するという活動をしています。

自分の個性を活かして仕事をすることで、ご機嫌な人が増えると世の中がちょっぴりハッピーになるのではないかという思いを込めて。

個性を活かして仕事をしましょうと言うと、好きなことややりたいことを仕事にすることと同じじゃないのか?と思われるかもしれませんが、半分同じで半分違うと考えてます。

これについて書き始めるとめんどくさい長くなるので、簡単に書くと

個性頭で考えることではないから。

というわけで、今日はこのへんで失礼します。

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