集客って必要なの?

ビジネスを始めるとか、売上を上げようとするとき、集客が大事だと言われます。

書店に行くと集客やマーケティングに関する本がたくさんあるし、集客のやり方を教えてる人もたくさんおられますよね。

集客のために

SNS投稿を頑張ったり
YouTubeで発信したり
毎日ブログを更新したり
異業種交流会に参加したり
広告や宣伝をしたり


されてる方も多いのではないでしょうか?

それで集客できて売上も伸びてる方はいいと思いますが、頑張ってる割に成果につながらないと悩んだり、次々に生まれる新しい集客方法に疲れてるという方に向けて書いてみます。

30年近く、(インターネットのない時代から)販促やデザインの仕事に関わってきて思うのは、集客できない理由は集客方法とはあまり関係ないということ。

マーケティング界隈でよく聞く有名な言葉に

いくら素晴らしいものをつくっても、伝えなければ、ないのと同じ

スティーブ・ジョブズ

というのがあります。

「だから伝えることが大事だ」「マーケティングが大事だ」という文脈で語られることが多いけど、「素晴らしいものをつくっても」のところがおざなりにされてると感じるんですよね。

つまり、集客する前に「あなたの製品やサービスは素晴らしいものになってますか?」ということです。

身も蓋もない話をすると、あなたの製品やサービスが売れないのは、集客やマーケティング手法のせいではなく、魅力が乏しいからかもしれません。

だから、僕が集客の相談にのるときは、製品やサービスが魅力的か?に注目したり、魅力を抽き出すことに注力した上で、クライアントさんと一緒に製品やサービスの魅力を高めたり、伝え方を工夫したりして、興味を持ってくれる人を増やします。

集客するときに、もう一つ大事なのは

仕事を楽しむこと。

なんじゃそれ?

と思われるかもしれませんが、僕自身、複数の飲食店を経営していた時に経験しました。

20年近く業態の違う飲食店を経営してきましたが、(振り返ってみると)上手く行ってたときは「集客」とか「マーケティング」みたいなことは一切考えずに、自分が行きたい店や、あったらいいなと思う店をひたすら創ることに熱中してました。

「今日はどんなことしてお客さんに楽しんでもらおうか?驚かしてやろうか?」みたいなことばかり考えてたので、毎朝仕事に行くのが楽しみで仕方なかったくらい。

その後、少し規模が大きくなって売上や集客やマーケティングなどを考えるようになってうまくいかなくなるという経験もしましたが、マーケティングなどの「やり方」がダメだったのではなく、僕自身が楽しめなくなったことが一番の原因だと思ってます。

そもそも、僕の考える集客は、

無理にお客さんを集めることではなく、自然に集まるようにすることなので、メリットやベネフィットを並べて説得するようなことには違和感があります。

ワイワイと面白がったり楽しんだりしながら、魅力的な製品やサービスを提供することで、「え!何なの?」「楽しそう!」「興味ある!」と人が集まってくるような状態が作れたら、もはや集客は必要ありません(少なくとも集客してるという意識は消えちゃいます)。

以上、集客についてオモシロタノシズム的な視点から書いてみました。

何かの参考になれば嬉しいです。

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