自分の仕事を疑ってみる

新規集客をして、もっと売上を上げたい。

という相談があると

いま、どのようにして新しいお客さんを集めてるのか聞きます。

例えば

美容室や飲食店だとクーポンサイトへの掲載やSNSやLINEでの発信やWEB広告が多いですね。

昔は、割引券の手配りや新聞の折込チラシ、フリーペーパーへの掲載などが多かったけど(歳がバレますね)時代はオンライン化しています。

新規集客の相談に来られる方は、なにか新しいマーケティング手法はないかとか、SNSや広告の運用方法について知りたいと言われる方が多いのですが、僕は、「やり方の前を整えましょう」とお話しすることから始めます。

そのためにおすすめしてるのが、タイトルの「自分の仕事を疑ってみる」ということ。

実際に関わった美容室は、クーポンサイトからの集客がほとんどで、価格競争に巻き込まれるわ、リピートしてもらえないわで、さらにクーポンサイトに頼るしかなくなるというマイナスループにハマっておられました。

僕は、美容室のままだと差別化が難しくクーポンサイト地獄から抜け出せないと思ったので、業態転換をお勧めしたところ、店名から変えることになるので最初は難色を示されてましたが、結局看板から変えてリニューアルすることに。

それを機に、クーポンサイトなどの割引サービスは全部やめて、むしろ高単価のメニューを増やしました。

いまは客層も変わり、ゆとりのある商売をされています。

自分の仕事は美容室(美容師)だということに固執していたらここまでの変化は難しかったはず。

「自分の仕事を疑ってみる」ことの大切さ、伝わってますか?

有名な話で

ジョン F. ケネディ大統領がNASAを訪問した際、清掃員に、どんな仕事をしているのか尋ねたところ、清掃員は「月に人類を送り込む手助けをしています」と答えた。

というのがありますが、(ここまでの話じゃなくても)自分の仕事の抽象度を上げて、本質的な目的や価値について考えてみることは、ちゃんとビジネスの成果にもつながります。

僕がビジネスの相談にのるとき、よく「肩書きを変えましょう」とか、「店名を変えましょう」とか、「いっそのこと業種を変えちゃいましょう」みたいなことを言うのでドン引きされることが多いのですが、それでうまく行った事例も沢山ある。

元々うまく行ってなかったということは、「なにかが違う」「合ってない」ということなので「思い切って変える」ことが大事になるとも言えます。

肩書きや店名や業種と書いてますが、要はコンセプトをリニューアルするということですね。

コンセプトを変えることで、お客さんが感じる「意味」や「価値」を変える。

というかちゃんと伝わるようになるとビジネスがいい感じで動き出すんです。

ただ、コンセプトのリニューアルって視点移動と客観性が必要なので自分で考えるのは非常に難しいのが玉に瑕。

というわけで、今月末から、僕がコンセプトのリニューアルをお手伝いするサービスのお知らせを始めます。

お楽しみに!

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