自他共に認める超飽き性で、ルーティンとかコツコツとかが苦手な僕が「習慣化」について語るなんてとんでもない暴挙だ!と思われたみなさん、少し落ち着いてください。
あなたが想像した通り、勉強やダイエットや禁煙を続けるための魔法のようなテクニックをお教えするようなものではありません。
あ、ちょっと待ってください!
まだ閉じないで!
勉強やダイエットや禁煙の習慣化よりも、きっとあなたの人生に役立つ話をします(するはず)。
習慣化のコツは習慣化しないこと
いきなりなにを言い出すんだ!と思われたかもしれませんが、なにをやっても長続きしない超飽き性の僕が気づいた習慣化のコツは、がんばって習慣化するんじゃなくて、自分の執着や衝動を見つけることです。
習慣化に関する本がたくさんあるくらい、難しいことだったり努力を要することだと思いますが、一切努力もなく「ついやってしまう」ことなら誰でもできちゃう。
逆に、習慣化しないとできないことはそこまでやりたいことではないとも言えます。
具体的にどういうことか、僕の場合について書いてみますね。
何度も書いてるように、趣味や遊びから仕事まで、なんでも長続きしない僕ですが、子供の頃から(努力なく)続いてることとして、本を読むこと、音楽を聴くこと、映画を観ること、いろんなところに出かけることがあります。
むしろ禁止されてもやってしまうレベルで続いてる。
あるときふと、なぜ本を読んだり音楽を聴いたり映画を観たり出かけたりすることは苦も無くやり続けられるんだろうと?と考えました。
まず最初に浮かんだのは好奇心
僕が本を読むのは知識を増やすためではなく、自分以外の人の考え方や生活を覗いてみたいという単なる好奇心なので、実用書から小説から漫画や雑誌まで雑食気味に読んでます。
音楽や映画も一緒で、ジャンルやカテゴリーにこだわらず幅広く(節操なく)聴いたり観たりしてます。
次に考えたのは
知識を増やしてなにかに役立てるみたいな「目的」や「モチベーション」がないのに、ついついやってしまう理由は何かということ。
つまり、衝動や執着の素ですね。
僕の場合は
(自分では)「考えること」だと思っています。
子供の頃から、あれこれ妄想することが大好きで、(自分で書いていて変だと思いますが)いまも常に仮説を立てては、ああでもないこうでもないと四六時中考えてるのですが、考えるためにはネタが多いほどいいから、自分のなかのデータベースを増やすための活動として本を読んだり音楽を聴いたり映画を観たり出かけたりしてる。
そんな感覚(それも仮説ですが)。
衝動や執着の効用
起きてる間中ぐるぐると考えたり妄想してると、ネガティブなこともどんどん詳細にイメージして不安になったりするというデメリットもあるのですが、自分の衝動や執着に気づいてからは、むしろ仕事の役に立つと思えるようになりました。
デザインの仕事は、クライアントの未来を考える仕事なので、最適なアイデアを出すためには、ポジティブなこともネガティブなことも妄想しまくることが大事になりますから。
僕はデザイン系の学校にも行ってないし、デザイン会社で働いたこともないし、デザインの仕事をするために起業したわけでもないのに、気づいたらデザインの仕事をしているのは、自分の執着や衝動にマッチする仕事に引き寄せられたような気がしています。
これって、僕だけの話じゃなくて、同じような経験をされてる方もおられるのでは?
そういえば、いつのまにか子供の頃に好きだったことや学生時代の趣味に近いような仕事をしてると感じませんか?
そういう人は、(無意識かもしれませんが)自分のなかの衝動や執着を活かして仕事をしておられるということ。
衝動や執着に引き寄せられてる。
で、結局、習慣化のコツとは?
お伝えしたかったのは
なにかをがんばって習慣化しようと考えるよりも(それもいいけど)、「ついやっちゃうこと」を深堀りして、執着や衝動に気づくと人生が楽になりますよということ。
執着や衝動を活かすことで、努力やモチベーションが不要になって仕事も楽しくなリますから。
世の中そんなに甘くない!(怒)
と思われる方もおられるかもしれませんが、自分の執着や衝動について考えるのは無料なので、一度考えて観られてはいかがでしょう。
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衝動や執着に気づくことは定年後の人生をハッピーにすることにも役立ちます。
というわけで、こちらの記事もどうぞ。