ブランディングとは何ですか?

ブランディングという言葉が広まってから随分経ちます。

関連書籍もたくさんあるし、ネット上でもたくさん見かけますよね。

目次

ブランディングとは何ですか?

あなたがもし

「ブランディングとは何ですか?」

と聞かれたらなんて答えますか?

この答えってほんと様々なんじゃないかと思います。

今回は、僕の仕事のひとつであるブランディングについて(僕なりの)考えを書いてみますね。

そもそもブランドって何か?という話から始めると、(諸説あるようですが)その昔、牧場で飼ってる牛の所有者がわかるようにお尻に焼印を押していたのが語源のようで、つまり他と区別するための印のこと。

ブランドの定義についてググってみると

アメリカのマーケティング協会の定義では、「ブランドとは、個別の売り手の財やサービスを識別させ、競合他社のものと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、およびその組み合わせ」となっています。

他にも、「顧客の中に作られる企業のイメージである」とか「企業と顧客の信頼や約束のこと」みたいなのもあって、正直よくわかりません(わからんのかい!)

日常会話のなかで「それはブランディングに役立つ」とか「それでは逆ブランディングになる」みたいに言うときは「良いイメージ」といった意味で使われることが多いのではないでしょうか。

最近はSNSブランディングやセルフブランディングというのもよく耳にするようになりましたが、その場合も「見せ方」や「見られ方」の比重が大きいと思います。

企業のブランディングでも、有名デザイナーやデザイン会社が行うブランディングは、ロゴマークやホームページやパッケージデザインを新しくして見た目を整えることでイメージアップを図る部分が目立つので(実際はそうではなくても)見た目を良くすることだと思ってる方が多いかもしれません。

つまり、ブランディングは、ひとからどう思われるかやどう思われたいかという「イメージ」をコントロールすることという感じでしょうか。

そこから、見た目を綺麗にすることやキラキラ感をSNSにアップすることをブランディングだと考えたり、SNSのフォロワーを増やすことをブランディングだと考えたり、広告宣伝を行って認知度を上げて有名になることをブランディングだと考える人が増えてるような気がします。

というわけで、そろそろ僕の考えるブランディングについて書いてみますね。

まず、ブランドの定義から。

僕がブランドを定義するとしたら

「あなたじゃなきゃダメと言われるような愛される存在」です。
(お前じゃなきゃダメなんだでもいいですよ)

あなたにも、なにかを選んだり購入するとき「これでなければ」「これ以外は嫌」「これが一番好き」みたいなものってありますよね。

ちなみに僕は、パソコン類やスマホはApple信者だし、ボールペンはPILOTのJuice up 04を愛用してるし、手帳はほぼ日手帳だし、ノートはモレスキンだし、スニーカーはニューバランスだし、自分で淹れるコーヒーはスタバのケニアだし、みたいなのがあって、それぞれが僕にとってのブランド。

あなたにも大好きで、それじゃなきゃダメな車や家具や食器や化粧品や文房具や洋服や家電製品や雑貨や食品や飲食店やメニューやお店が(書ききれません)あるはず。

僕の場合、トイレットペーパーやティッシュペーパーやシャンプーや洗剤なんかは特にこだわりがないので、(有名ブランドの製品だったとしても)僕にとってのブランドは存在しません。

伝わってますか?

だから、見た目が綺麗でも、キラキラライフをしていても、SNSのフォロワーが多くても、認知度が高くて有名でも、「あなたじゃなきゃダメと言われるような愛される存在」でなければブランドではないってこと。

逆に

見た目が普通でも、キラキラライフをしていなくても、SNSのフォロワーが少なくても、世の中で無名でも、「あなたじゃなきゃダメと言われるような愛される存在」なら立派なブランドです。

ついでに書くと、誰からでも愛されることが難しいように、誰からもブランドと認識されることもありません。

アップルコンピューターは誰かにとってはブランドでも、他の誰かにはそうではないし、あなたがよく行く人気カフェもそう。

Amazonでしか買い物しない人にとってはAmazonはブランドですが、楽天やヤフーショッピングなど色々利用する人にとってはECサイトのひとつに過ぎないということ。

伝わってますか?

ブランドになると何がいいのか

「あなたじゃなきゃダメと言われるような愛される存在」になれば、お客様といい関係(浮気されない)が長続きするし、一緒に仕事する人にも恵まれるし、価格競争に巻き込まれることもないし、広告や宣伝の必要がなくなるし、ストレスと無縁のビジネスが可能、というかビジネスが楽しめるようになる。

なので

僕がブランディングの仕事を依頼されたときに考えるのは、目の前のクライアントさんが、どうすれば「あなたじゃなきゃダメと言われるような愛される存在」になれるだろうか?ということです。

念の為に書いておくと、どの会社も誰でもブランディングする必要があるとは思ってなくて、将来ブランドになって長期的なビジネスを考えてる会社や人以外は、見た目を整えたり、SNSのフォロワーを増やしたり、認知度を高めたりすることが有効になることもあるし、そういう行為を否定してるわけではありません。

僕自身、長年デザインの仕事をしてるし、デザインされたものが大好きですが、ブランディングはデザインの手法やマーケティングの方法論のような「やり方」よりも「あり方」が大事だと思っていて、タイトルの「ブランディングとは何ですか?」に対する僕の答えは

「あなたじゃなきゃダメと言われるような愛される存在」になるための活動のすべて

ということになります。

ブランディングの方法は?

では、具体的にブランディングってどうすればいいのか?と思われるかたもおられるかもしれません。

僕の経験上、(残念ながら)誰にでも当てはまるブランディング手法のようなものは存在してなくて、(人がみんな違うように)ブランディングの「やり方」はひとそれぞれに合ったやり方をしないと、それこそ逆ブランディングになりかねないのでここでは割愛します。

ただ、「あり方」の部分についてはある程度の「法則」のようなものが存在するので、また機会があればお伝えしたいと思うのでお楽しみに。

あくまでも僕の考えるブランディング論ですが、何かの参考になると嬉しいです。

↓こちらの記事は「未来デザインの事例」というタイトルですが、未来デザインをブランディング読み替えていただければ、僕の考えるブランディングについて少しおわかりいただけるかなと思います。どちらも少々古い事例ですが、いまも続いてるということがブランディングの証明にもなると思うのでよろしければ合わせてお読みいただけると嬉しいです。

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【プロデュースの事例】 不動産仲介業編 僕の本業はデザインなんですが(他に何があんねん!)、デザインの仕事は「クライアントさんの未来をデザインしたりプロデュースすること」だと思って取り組んでいます...

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • コメントありがとうございます!

    お返事遅くなりました。

    ちょっと前まで企業では「属人化するのはダメだ」みたいな風潮がありましたが、時代は変わって来てますね。

    大企業でも、個人ブランドが大事になってるということは、小さな会社や個人事業主、いやすべての人にブランドの考え方が求められているのかもしれません。

    僕も、ぜひお目にかかってお話したいです。

    来年もよろしくお願いします!

  • タイさん、
    いつもありがとうございます!

    共感出来るブランドの定義をご紹介頂きありがとうございます。

    大企業にて20年働いていますが、営業としては会社の看板が使えるのは初回だけ、あとは自分のブランドでお客様を捕まえられるかどうかだと思ってやってきました。

    実際はその後も会社の力を借りる事はあるのですが、最近では顧客の問題の見立てや提案ストーリーを検討したり、提案書を作るといったクリエイティブな部分は殆ど、会社の力を借りずにやっております。

    といいますか、結局、自分ほど、その特定のお客様にフォーカスして考える人がいないということです。

    この考え方を続けてきて良かったと思える事が増えてきています。それはタイさんが書かれた「指名」を受けるような事があるためです。

    属人性は大企業としては望ましいものでは有りませんでした。しかし、今は、強い個性が必要と言われたりしています。

    ナレッジの独占はダメですが、仕事のクオリティを上げて行った結果としてその人にしか出来ない仕事という意味での属人性は尊重されても良いと思います。

    大企業の役割も大きく変わってきていると思います。

    社会インフラのフィジカルな実装には長期的な信用が必要ですから、大企業の役割は残ると思いますが、そうでない部分は様変わりしていくと思います。

    今年も残すところ1月弱。対面でお会い出来なかったのは心残りでしたが、来年はぜひお会いして、いろいろな話をさせて頂きたいと思います。

    いつも刺激を与えて頂きありがとうございます!

    時節柄ご自愛下さい。

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