好きを仕事にすることの意味について

オモシロタノシストのタイヨシフミです。

このブログは「へー、そんな考え方があるんだ」と知ってもらうことで、ちょっぴり人生が楽しくなってもらえたら嬉しいなという思いで書いてます。

今回は、巷でよく言われる「好きを仕事にする」というトピックについて書いてみますね。

ある個人事業主の方の仕事相談。

相談者さん

デジタル化によって、業界の参入障壁が下がり、同業者は増えるは価格競争は激しくなるわで売上が下がっている。新規のクライアントを増やしたい。

現状を一通りヒヤリングした後で、僕が質問したのは

「趣味とかありますか?」

というもの。

売上に困って相談に来てるのに趣味の話がなんで関係あるんだ!

という顔をされてましたが(笑)

「仕事とはなんの関係もないんですが…」と言いながらInstagramを見せてくださいました。

「これ、いいじゃないですか!面白い!」と僕。

そこから、その趣味を仕事の新規集客に活用するアイデアについてお話しすると、相談者さんの顔がみるみる明るくなる、というかめちゃくちゃ雄弁になって、趣味の話をマシンガントークが炸裂。

よく、仕事で差別化するために肩書きの前に○○専門とつける人がおられますよね。

カフェ専門税理士とか、離婚専門弁護士とか(士業を並べたことに他意はありません)

確かに、同業者の中で目立ったり、選ばれるためのポジショニングとしてはいいのかもしれませんが、ぶっちゃけ弱いと思うのです。

カフェがめちゃくちゃ好きで「専門」を名乗るならOKですが、差別化のために○○専門とつけてもテンションが上がらないし、(お客さんから見た時)自分で思うほど差別化できません。

その点、自分の好きなことベースでポジショニングすると、ルイトモの法則が働くこともあり、仕事が楽しくなるというメリットがあります。

あ、趣味を肩書きにするという意味ではなく、仕事に活かすという意味です、念の為。

僕自身の経験を書くと

子供の頃から好きなものが、音楽、本、インテリアだったので、好きな音楽をかけて、好きな本や雑誌が置いてあって、かっこいいと思うインテリアのカフェをつくったことがあります。

毎日そのお店に行くのが楽しかったし、その「世界観」を気に入ってくれたお客さんやスタッフが集まってくれて本当に仕事が楽しくて仕方ありませんでした。

>>>そのカフェで失敗した話はこちら

音楽が好きだから、ミュージシャンになったりCDショップを経営するとか、本が好きだから作家になったり本屋さんを開くとか、インテリアが好きだから家具を作ったりインテリアショプを開くという、好きなことを直接的に仕事にするのもいいけど、自分の仕事に活用するというのもいいと思うのです。

伝わってますか?

「好きなことを仕事にしたい」と考える前に、「好きなことを今の仕事に活かせないか?」と考えてみてはいかがでしょう。

ちなみに、僕は未経験からデザイン会社を経営するようになりましたが、振り返ってみると、子供の頃から空想することや落書きをすることが好きだったことが(知らない間に)役に立って、勝手に道が開けてると気づきました。

いま、好きなことがある人は(仕事に役立てようとかヨコシマなことは考えずに)熱中することをおすすめします。

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